株式会社マナケイの亀山です。
皆さんからは“カメちゃん”と呼ばれています。
どうぞ気軽に声を掛けて下さいね。
私はこのイチゴに出会うまでは普通の、いち消費者でした。
普段買って食べるイチゴはスーパーで売られているいわゆる普通のパックのイチゴ。
それももちろん美味しい事には変わりません。
あの日、初めて広渕のイチゴを食べた、あの瞬間を私は忘れません。
「こんなに美味しいイチゴがあるのか‼」と思わず叫びたくなるほど美味しかった事を!
あれは10年ほど前、
この地に引っ越してきたばかりの私たち。
たまたまご近所に住んでいた娘さんから
「よろしかったら、イチゴは要りませんか?」
と優しくお声をかけていただきました。
この娘さんこそが、広渕のイチゴと私を繋ぐ“縁結びの神様!”だったのです。
娘さんがいなければこうはならなかった。
いただいたイチゴをきっかけに、それから少しずつお話をするようになり
いつしか私は広渕のイチゴの大ファンになっていました。
スーパーのパックイチゴには目もくれず、
ひたすら広渕のイチゴが来るのを待つ!
あのイチゴしか口に入れたくない!
もはや、イチゴ脳!
待ちかねていたシーズンが始まって、広渕のイチゴを娘さんが配達に来てくれました。
すると娘さんがいつもとは違った雰囲気で語りだしたのです。
聞けば、広渕のお父さんは体調が思わしくなく『イチゴは辞めようか…』と言い始めている
と…。
え、もう作らないの?…驚きと落胆で一杯の私。
お父さんが人生の長い時間を費やして、ここまで作り上げたイチゴ、
これは絶やしてはいけない!
誰か、引き継いでくれないか!
…そうだ! 私だ!
しかし、お父さんが長年かけて培って来たものが、そんな簡単な訳がない。
あの美味しいイチゴが出来なかったどうするんだ。
でも、あのイチゴは食べたい。
葛藤は続きます。
そんな私に、広渕のお父さんは、ニッコリ笑いながら
「まず、教えるから!」
と、そっと言います。
夏の大空のような、陽気に楽しく包み込む力。
この大きな心に救われます。
少しずつでもやってみる。大丈夫!後ろにはお父さんが付いているから!
まずは、一歩!
こうして引き継ぐことになった広渕のイチゴ。
遠くまで続く稲の青い絨毯を、踊るように風が駆け抜けるその先に、広渕のイチゴ畑はあります。
7代続く農家の作るイチゴはルビーのように深く、そして輝く赤い色
その大きさ
口の中でずっと味わい続けたい優雅な甘さ
すべて “ひと粒で感動” するのです。
ひと粒のイチゴが結ぶご縁。
笑顔で食べてもらえるよう、一生懸命に育てて、みんなのお口に届けたい!
ご縁を大切に、お客さまと共に楽しみながら未来へ歩み続けます。